ホウオウゴケです。
山歩きが好きでいろんな山へ入ります。水の滴るところに群生するホウオウゴケをよく目にします、こいつを水槽で眺めたい、ずーっとそんなこと考えてました。
簡単じゃ無いですけど。
大群生です、2m以上もある岩肌にびっしり。
ここまで育つのに何年かかるんだろ。
水槽で楽しみたいと思ったのは5年も前の話、でも簡単にいきませんでしたね。採取してくるのは水上葉ですから水中化してやらなければなりません。流木に巻いてドボンしても水中化する前にロストすることを繰り返しました。
1年くらい失敗を繰り返した後、水中化してくれたのがこいつ。
細かく切らずに根を残したコケを流木に巻き付けて、ゆっくり時間をかけて待つこと1年。ようやく水中葉を出すようになりました。1円玉サイズの群生が10円玉サイズになるのに、さらに1年待ちました。
4年たった元株がこいつです。
この1年は増殖が加速してます、1円玉サイズの群生が20cmの流木をカバーするところまで来てます。
黒ひげ苔にやられてるのはご愛敬、お酢で退治はするのですが、強力な処理は怖くてできません。
2年過ぎてからは元株をトリミングして増殖計画に入ることができました。水中葉になってからは普通のコケと同じ扱いですね。石に巻き付けて増殖させてます、この石は2年目です。
状態が戻るのに半年から1年はかかると思います。
3年目の昨年春、ようやく本格的に使えるようになってきました。流木に巻き付けてから半年たって、3040エビ水槽のセンターに据えました。
さらに半年、巻き付けてから1年後の姿です。
トリミングして別の素材に巻き付けるかな、新しい素材への巻き付け方法は改めて紹介します。
p.s.
ショップで水中葉が入手できるなら、そっちを選択する方が正解です。